『VR for BUSINESS』 に込められた仕掛けのあるデザイン


矢野です。こう見えてもデザインにはうるさい編集者です。

『VR for BUSINESS』が本日発売になりました。

おかげさまでamazonでは残部僅少になっているようなので(入荷予定あり)、早めにお買い求めください(入荷をはよ

 

さて『VR for BUSINESS』というこの書籍。テキストが中心のビジネス書ではありますが、ちょっと凝った装丁になっています。例えば・・

 

マットな黒いカバーにギラッと輝くUV印刷のタイトルロゴ

 

 

めくろうとすると束が真っ黒になる仕掛け

 

股間に配置されたインプレスのロゴ

など、デザイナーのアイデアが各所にちりばめられています。その結果、所有してかたわらに置いておきたくなる、まためくってみたくなる、そんな本に仕上がったのではないかと思います。これらは単なる見た目だけの話ではなく、例えば不思議な没入感を生む(Kindleっぽい)黒枠など、書籍として読みやすくなる工夫を兼ねています。物理的な本だからこそできる表現があるということを、あらためて楽しめたデザインワークでした。

 

そんな『VR for BUSINESS』ですが、「VRをビジネスで使えないかな」と何となく考えている人が、より明確なビジョンを持って取り組めるようにするための基礎知識と、プランニングを中心としたノウハウがまとめられたものです。VRコンテンツの制作はまだ手探りな部分が多く、日々の技術の進化もあって安定したフローがいまだに確立していません。ただし、VRに取り組むときに必要な知識、VRコンテンツを作りたいと思ったときに役に立つ考え方は根底にあります。VRコンテンツの制作に取り組んできたアマナの、現場からの生きた知見が、この本には込められています。ビジネスの側面からのVRに興味ある方のお役に立てる本だと思います。