アプリや音楽を無料で共有!子供の無断課金をしっかり防止! 「ファミリー共有」と「機能制限」の使い方【iPhoneテクニック】


こんにちは。EDTR.NETテクニック班です。

最近は子どもも大人もスマホを使う時代になり、SNSやゲームなど、使い出したら止められない、とその長時間利用が社会問題として扱われるほどです。

大人だって依存しがちなことを考えると、子どもにiPhoneを持たせるのであれば、課金に関する制限は必須です。親子でiPhoneを使っている場合は、「ファミリー共有」を設定することで、支払いを親のクレジットカードに統一したり、家族が購入した有料コンテンツを無制限に共有することが可能になります。今回は、このお得で安全な機能の使い方と、課金を防止するための「機能制限」機能の設定方法を紹介していきます。

 

「ファミリー共有」を設定して購入コンテンツを無料で共有しよう!

iOS 8以降のOSがインストールされている端末で利用できる「ファミリー共有」は、Apple IDを持っている家族同士がiTunesやApp Storeで購入した有料コンテンツを無料で共有できるお得な機能です。使い方はとても簡単。管理者となるユーザーが作った「ファミリー共有」のグループにメンバーを招待するだけでOKです。

 

まずは、「設定」→「iCloud」→「ファミリー共有を設定…」と進み、「さあ、はじめよう!」をタップして「ファミリー共有」の設定を行いましょう。

 

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「設定」で「iCloud」をタップし、「ファミリー共有を設定…」をタップします

 

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「さあ、はじめよう!」をタップします

 

 

アカウントのアイコンの写真を設定する場合は画面中央の「写真を追加」をタップします。続いて「続ける」をタップしましょう

アイコンの写真を設定する場合は画面中央の「写真を追加」をタップします。続いて「続ける」をタップしましょう

 

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「次に進む」をタップします

 

iPhoneにクレジットカード情報が登録されていない場合は、「設定へ移動」をタップしてクレジットカード情報を登録し入力します

iPhoneにクレジットカード情報が登録されていない場合は、「設定へ移動」をタップしてクレジットカード情報を入力します

 

 

これでファミリー共有の基本的な設定は完了し、グループが作成されました。続いて、家族を自分のグループに招待して、有料コンテンツを共有できるようにしましょう。

 

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まずは「設定」の「iCloud」で「家族」をタップします

 

 

「家族を追加…」をタップします

「家族を追加…」をタップします

 

「宛先」に家族の名前か、メールアドレスを入力し、「次へ」をタップします

「宛先」に家族の名前か、メールアドレスを入力し、「次へ」をタップします

 

追加したい家族がそばにいる場合は、「パスワードを入力」をタップして本人にパスワードを入力してもらうと、すぐに「ファミリー共有」に追加することができます。本人がそばにいない場合は、「登録案内を送信」をタップしましょう

追加したい家族がそばにいる場合は、「パスワードを入力」をタップして本人にパスワードを入力してもらいましょう。本人がそばにいない場合は、「登録案内を送信」をタップします

 

「登録案内を送信」をタップすると、登録する家族のApple IDのアドレスに登録案内のメールが届きます。相手がメールの中にあるリンクを開いて承認すれば、「ファミリー共有」の「家族」の項目に相手の名前が登録されます

登録する家族のApple IDのアドレスに登録案内のメールが届きます。相手がメールの中にあるリンクを開いて承認すれば、「ファミリー共有」の「家族」の項目に相手の名前が登録されます

 

「ファミリー共有」の「家族」の項目に追加されたアカウント同士であれば、ほかのユーザーが購入した有料コンテンツを無料でダウンロードできます。

 

「App Store」で家族が購入した有料コンテンツをダウンロードするには、まず画面左下の「アップデート」をタップし、「購入済み」に進みます

「App Store」で家族が購入した有料コンテンツをダウンロードするには、まず画面左下の「アップデート」をタップし、「購入済み」に進みます

 

コンテンツが一覧で表示されるので、任意のアプリをタップすると無料でダウンロードが開始されます。なお、「iTunes Store」アプリから家族が購入したコンテンツをダウンロードする場合は、「その他」で「購入済み」をタップすればOKです

コンテンツが一覧で表示されるので、任意のアプリをタップすると無料でダウンロードが開始されます

 

「iTunes Store」アプリから家族が購入したコンテンツをダウンロードする場合は、「その他」で「購入済み」をタップすればOKです。

また、「ファミリー共有」で「家族」に追加された13歳以下のアカウントが有料コンテンツを購入しようとした場合には、管理者アカウントによる購入の承認が必要になります。

 

13際以下の子どものiPhoneで有料アプリを購入しようとした場合、ファミリー管理者のセキュリティーコードが求められます

13際以下の子どものiPhoneで有料アプリを購入しようとした場合、ファミリー管理者のセキュリティーコードが求められます

 

 

「機能制限」を設定してアプリ内課金を制限しよう

「ファミリー共有」では家族の支払いをひとつのクレジットカードに統合することができましたが、iPhoneの「機能制限」機能を使えば、さらに子どもの無断課金を防止することもできます。

まずは、「設定」の「機能制限」をタップして「機能制限パスコード」を設定しましょう。

 

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「設定」→「機能制限」とタップし、4桁の「機能制限パスコード」を設定します

 

「機能制限パスコード」は機能制限の設定を変更する際に必要となるパスコードです。端末の持つ主である子どもに知られてしまうと、勝手に設定を変更されてしまうので注意しましょう。パスコードの設定が完了すると、機能制限の設定画面が開きます。

 

機能制限の設定画面では、各種アプリに利用制限をかけられるほか、アプリ内課金を制限することもできます。ここで「App内課金」の項目をオフにすれば、この端末でのアプリ内課金はできなくなります

機能制限の設定画面で「App内課金」の項目をオフにすれば、この端末でのアプリ内課金はできなくなります

 

《まとめ》

今回紹介した「ファミリー共有」機能を使えば、アプリはもちろん、iTunes Storeで購入した映画や音楽も無料で共有できます。家族間で同じコンテンツを購入してしまうムダも未然に防げるので、できる限り設定しておくようにしましょう。