集英社『kotoba』にて、脚本家・古沢良太さんのインタビュー記事を執筆しました


こんにちは。今年はインタビューのお仕事が多めな菊池です。

 

12月4日に発売された『kotoba』冬号(No.22)(集英社刊)にて、脚本家の古沢良太さんにインタビューをさせていただきました。ドラマ『リーガル・ハイ』や『デート』の着想、脚本家としての原体験、言葉と物語の紡ぎ方についてお聞きしています。

FullSizeRender

インタビューをする前までは、乱高下する鋭い台詞回しこそが古沢作品の醍醐味だと思っていた僕ですが、いざお話を聞いてみると、ご本人が一貫して「生かすべきは物語」とおっしゃっていたのが印象的でした。

そして直接お話をして感じたのは、古沢さんは性質の異なる2種類の言葉を扱う脚本家だということ。

ずっと前からそこにあった空気のように無形成な言葉と、腹の底からグイと押し出されたような硬く重い言葉。さばくべき題材に応じて、包丁のように使い分けているのでしょう。

古沢さんにとっては、どんなに切れ味のいい言葉も物語を生かすための道具のひとつ。「生かすべきは物語」の真意は、その姿勢にあるように思えました。

古沢作品のファンの方はもちろん、創作の道を志す方にも読んでいただきたい記事になりました。

ご興味があれば、ぜひご一読を。